【映画】「あなた、その川を渡らないで」
「あなた、その川を渡らないで」を観てめちゃめちゃ泣いてしまった
— 夏見こま🍣 (@ntmcm) 2020年5月27日
ネタバレ注意
愛を信じたくなる。人間がこのように思い合い、寄り添うこと、そんなことができるんだと驚く。私は人間に対して怒ったり傷ついたらすぐ距離をとってしまうけど、それらを越えた先にある付き合い方だ。おばあさんは好きもイライラもこわいも全部言う。それがとてもいいと思う。ふたりおそろいの鮮やかな韓服を着て、手を繋いで歩いている姿が心に残り続けている。
おじいさんの身体が弱っていくとき、服を燃やして、白い服(喪服、あるいは死者が着る服?)を干して、淡々と用意していく姿に重ねた年月をみる。おそろいの韓服の片方も、死んだ子どもたちのための寝間着も燃やす。燃やせばあの世に持っていける。死んだ人間のためにやれることがあるという点で、慣習は救いだとも感じる。
これは余談だけど、おじいさんが98歳、おばあさんが89歳と言う場面と、おばあさんが14歳の頃に19歳のおじいさんと出会ったと言う場面があり、矛盾がある。見間違いかな。齢を重ねると年齢があやふやになるよね。